両関酒造は 1847年、秋田
県湯沢市に創業。 東北地方でも有数の豪雪地帯に酒蔵を構えてきました。 現在も、母屋を含む4つの内蔵は登録有形文化財に指定されており、歴史と風格を感じさせる蔵元です。 モットーは “和醸良酒”: 豊かな自然と、酒造りに適した気候のもとで、ゆっくり低温長期醸造という手間を惜しまない丁寧な手法で酒造りを続けています。 かつては普通酒主体でしたが、近年は特定名称酒(純米・吟醸・大吟醸など)を中心に、それぞれの個性を際立たせる酒造りに力を入れています。
歴史と風土、造りの哲学──それらすべてが詰まった「両関」は、ただの“地酒”ではなく、秋田の自然と時間を映した「生きた文化」です。
ラインナップ紹介:三つの顔
以下、当店で扱っている三銘柄を通じて、“両関らしさ” を味わっていただければと思います。
両関 純米吟醸 無濾過

・原料米に秋田酒こまちを用い、精米歩合50%。
・無濾過ならではのコクと旨味がしっかりありながら、後に残らないスッキリとした飲み口 — 食中酒としても非常にバランスが良いお酒です。
・落ち着いた香りと、料理の味を邪魔しないやさしい余韻。和食はもちろん、季節の魚や軽めのおつまみとも相性◎。
無濾過ならではのコクと旨味。後に残らないスッキリとした飲み口は料理との相性が良く、食中酒としてもお薦めです。
両関 純米酒 酒イーツ 山廃

・“山廃” の伝統的な手法をベースにしつつ、低アルコール(12度)、甘酸味のある果実を連想させる酒質。まるでスイーツのような甘酸っぱい味わいが特徴です。
・日本酒度は―29、酸度は2.3という、非常に甘口でフルーティーなプロフィール。
・その甘さはしつこ過ぎず、飲み口は軽やか。食前酒やデザートとともに、あるいは食後のリラックスタイムにもぴったりです。まさに “日本酒 × スイーツ”的な、新感覚の一本。
“酸味のある果実を連想させる極甘口の純米酒”
日本酒ビギナーや、甘口・フルーティー好きの層、女性にもおすすめ。“新しい日本酒体験”を楽しみたい方にもぴったりです。
両関 雪月花

・両関が醸す大吟醸クラスの酒のひとつ。「雪月花」の名は、「雪のように淡く、月のように穏やかに、花のように華やかに」というイメージから。
・原料米に秋田酒こまち(あるいは酒こまち/美山錦が混在するバージョンも)を使い、精米歩合は40%、あるいはそれに近い数字。
・香り高く、華やか。そしてコクがありながら、飲み口は上品 — 贈答用や特別な席にも映える、両関の看板酒です。
ここぞというときの一本、あるいは「大切な人へのギフト」に最適な銘柄。「日本酒の贈り物」「特別な夜の一杯」としておすすめです。